炭化装置「環炭くん」に適した竹

竹の種類は大まかに、孟宗竹・真竹・淡竹が主で、ほぼ90%以上がこの3種類で占めています。

 そこで、この「環炭くん」の説明で使用する竹の種類は、九州の放置竹林・孟宗竹とします。

先ず、竹の伐採時期は地方にもよりますが、9月から2月末であれば良い時期とします。

これは、もし切り倒した竹を長期放置するとした場合、3月から竹の成長成分が動き出し、竹の糖蜜水分が竹全体に回り出し、直ぐに虫が入り竹の表皮以外を食べてしまうからです。

竹の甘い糖蜜水分揚げは3月から8月迄と云われています。

地方にもよりますが、やぶ蛾の多い時期を外して10月以降の竹切りが良いと思います。

私は、11月から3月の竹に水が上がる日まで竹切りをしています。

伐採後の竹は、3か月以上寝かせて水分を自然に抜き焼く事を基本とします。

「環炭くん」竹の投入から竹炭完成まで

「環炭くん」の中心・芯棒周り20㎝程は、竹に火がつきやすい割り竹か、細い竹を使用します。

その外回りは、割った竹でもそのままの割らない丸い竹でも構いません。

勿論、竹の含水率にもよりますが、割った竹の方が多く投入できるために、竹炭も竹酢液も多く採れます。

一概には言えませんが、「環炭くん」には、丸竹で約250~300㎏、割り竹で350~400㎏入り、

これも一概には言えませんが、竹炭・竹酢液共に重量の約20~25%が採れます。

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